Murga

個人的に言いたいコト・主張・気持ち。

バイアスを常に意識する

行動意思決定論―バイアスの罠

行動意思決定論―バイアスの罠

  • 作者: マックス・H.ベイザーマン,ドン・A.ムーア,Max H. Bazerman,Don A. Moore,長瀬勝彦
  • 出版社/メーカー: 白桃書房
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心の中のブラインド・スポット: 善良な人々に潜む非意識のバイアス

心の中のブラインド・スポット: 善良な人々に潜む非意識のバイアス

  • 作者: マーザリン・R.バナージ,アンソニー・G.グリーンワルド,Mahzarin R. Banaji,Anthony G. Greenwald,北村英哉,小林知博
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  • 発売日: 2015/09/02
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この前新人と話していたら、「バイアス」という概念を知らなかったので、肩をがっくり落とした次第。四大出てないとこうなのかな?(学歴差別)

人間の思想には常にバイアスがかかっている。バイアスというのは、平たくいえば偏見のこと。自分が認知する物事や考える事柄には、自分の偏見が多分に混じっていて、正しく事実を認識していることは少ない、ということだ。

例えば、以下のようなバイアスによる歪んだ思考がよく見受けられる。

  • 見聞きしたものより、自分が経験したことの方が正しく重要だと考える
  • 自分が知っていることは相手も同じように分かっている前提で話をしてしまう
  • 皆がやっていることは正しいと思い込む
  • 「何となく黒人は野蛮だ・暴力的だ」など、人に対する勝手なイメージから話し方や人の扱いを変えてしまう (ステレオタイプ)
  • 自分の職場しか知らないのに「この業界はこうだ」などと主語を大きくして一緒くたに判断してしまう (サンプリングバイアス)
  • 自身の無能さを認められず、自己評価を甘くしてしまう (ダニング・クルーガー効果、認知バイアス)

もう少し興味があれば、「タブロイド効果」「確証バイアス」「アンカリング」などの用語を調べてみると良い。このあたりの単語は心理学の授業の基礎で登場する。用語自体を覚えることは重要ではなく、こういうことが科学的にも認識されているということを知っておく必要がある。

要するに自分の思考には偏見が多分に含まれていて、それはいくら気を付けていても無意識の内に顔を出すモノだということ。このことすら認識しないでいると、自分本意な考え方のまま、何が悪いのかいつまでも分からない人材になっていく。

だからまずは、自分の認知や思想には偏見が混じっていることを自覚し、偏見が混じらないよう意識的に自分の考えや発言を見直していく心がけが必要なのだ。