Murga

個人的に言いたいコト・主張・気持ち。

広い視野を持つ

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結局、「決められる人」がすべてを動かせる

結局、「決められる人」がすべてを動かせる

コーディングに夢中になっていると、今自分が書いている行しか見えなくなっていて、前後の行との繋がりや、全体を捉えた時の構成に注意を払っていないことがある。

長年同じ職場で一つのシステムの保守ばかりやっていると、非効率な設計であることにも気が付かなくなり、より良い設計に関するノウハウもないので、目の前の業務を改善していく力がなくなっていく。

自分の会社の仕事だけ気にしていると、顧客から見た時の自社の特徴を想像したり、同業他社の取り組みを参考にしたりできていないせいで、自分の良いところも悪いところも分からないまま、自分の勝手な思い込みだけで仕事をするようになる。


いずれも、自分の行動や状況を自分視点でしか把握していなくて、視野が狭い。自分は他者からどう見られているか、周りはどうしているのか、世界にはどんなものがあるのか、そういう広い視野で物事を見ていない。

自分の仕事に集中している、というと聞こえは良いが、「集中する」とは視野を狭めることとイコールなので、「今自分は目の前の作業に注力するために意図的に視野を狭めているのか」「もしこの状況を俯瞰・鳥瞰したらどう見えるか」といった意識はどこかで持っておく必要があるだろう。

視野が狭いということは、すなわち「モノを知らない」ことだ。視野を広く持っておけば楽に解決できることも多く、あとになって「他チームのやり方を見聞きしていたら自チームにも応用できたかもしれない」とか、「世に存在するあのライブラリを使えばスクラッチ開発する必要なんかなかった」とかいう後悔をしないために、視野を広く持っておいた方が良いのだ。

学生時代の感覚が残っていると、ついつい「自分の高校の中が世界の全て」みたいな感覚でいたりしがち。「自分が大学で経験してきたことは世の大学生がみんな経験していること」のように、自分が標準偏差であるかのような思い込みもしがちなので、「どれだけ気をつけていても、自分の視野は狭まってしまっているんだ」という意識を持つことが大事。


狭まっている視野を広げる方法。

まずはモニタから顔を離して物理的に距離をとること。物理的な変化・行動をとることで、「よしこれから俯瞰して認識するぞ」というスイッチが入りやすくなる。一つの物事も見る視点や角度を変えると見えてくるものがあるはずだ。チーム内の様子を見るために、トイレから戻ってくる時とかに、みんなのデスク全体を遠巻きに見回してみたりする。同時に他チームの様子も見てみたりする。自席に座ったまま見ようとするのではなく、実際に見る視点を切り替えて様々な角度から見ること。

次に、他のものと比較すること。自分の特徴は誰かと比較しないと見えてこない。「良い」とか「悪い」とかいう評価は、「何かと比べて」より良い・より悪いと評価しているワケで、比較対象がないまま自己判断してしまうと、主観的で軸のブレた評価になってしまう。コレが続くと、「自分ではちゃんとやっている」つもりになっていて、周りからすると見当違いなことをする人、と思われたりしてしまう。

比較をしようと思うと、自然と他チームや他部署の活動や業績をチェックすることになるし、世間のニュースを見たり、自分の仕事に近い分野の技術動向も追いかけるようになる。こうしている間に自分自身や自分が携わる環境を違う視点から見られるようになり、勝手に「出来ない」と決めつけていたことも見方を変えれば解決できることに気が付いたりするものだ。


小さなステージで満足しないで、広い世界に目を向けていけよ…

「頭文字 D」というマンガ・アニメからのセリフ。主人公が関東地方で有名な走り屋になっていく最中、主人公が尊敬する人物から言われた言葉。コレを機に主人公は更なるステージに進んでいく、というシーンなのだが、僕はこのセリフがずっと頭に残っていて、「自分が見えている範囲は世界の全てではないんだ」という意識を持つようになった。

Nothing is impossible.

映画「Swordfish」からのセリフ。ヒュー・ジャックマン演じる元ハッカー (クラッカー) のスタンリーが、「国防省のデータベースをハッキングするのは無理か?」と尋ねられて「不可能など何もない」とサラッと答える。僕はパソコンで何か作る上で、この言葉を忘れないようにしている。「ちょっと試してみたけど上手くいかないからコレは出来ないんだ」と諦めず、別の手段を探してみたり、視点を切り替えて「そのままズバリは出来ないけど、アレとコレをやれば結果的にそれと同じものが得られる」といった代替案を探したりする習慣がついた。


視野を広く持つことで、自分の環境をより良くすることができる。常に違った目線を忘れずに。