Murga

個人的に言いたいコト・主張・気持ち。

プログラミングに向いているノート PC はどれか?考え方だけ記す

「プログラミングに向いているノート PC はどれか?」って質問を実際にする人に出会ったことはないのだけど、自分が PC を選ぶ時の基準をいくつか話してみようと思う。

もっかい確認 : ノート PC を買って何がしたいか

もう一度、何のために PC を買いたいのか考えよう。それによってスペックの方向性が変わるからだ。

  • Web サイト、Web アプリなどを作りたい
  • クラウドサービスをフル活用したい
    • → 必ずしも高スペックである必要はない (ブラウジングするレベルのスペックでも何とかなる)
  • 大量の負荷がかかるような演算をさせたい
    • → メモリ量と CPU を重視
  • 3DCG をグリグリするようなプログラミングを行いたい
  • やっぱプログラミングじゃなくて画像編集とか動画編集とかしたいかも
    • → GPU・グラボが大事 (ゲーミング PC とかの方が合うかも)

こんな感じ。

どのように PC を使用するか

PC のスペックというのは CPU やメモリだけではない。入出力のインターフェースや重量なども気にする必要がある。これらは「PC をどこで、どのように使うつもりか」から逆算する。

  • 家に置きっぱなし、持ち歩かない
    • → 机のサイズに合わせて大きめのモノを選ぶ (小さいと高い・大きい方が安い)
    • → デスクトップでもいいかもしれん
  • キーボードやマウスなど周辺機器に拘りがあって色々繋ぎたい
    • → 本体のポート数や種類をよく見る (カメラの写真を取り込む人は SD カードスロットの有無など)
  • 頻繁に持ち歩く
    • → 軽さ・小ささを重視してスペックをある程度妥協する
  • スタバに Mac を持ち込んでドヤりたい
    • → シルバーカラーの MacBook シリーズのどれかを買う (スペースグレイは暗くて意外と映えない)

MacOS への拘り・必要性

  • MacOS の良いところ
    • 標準で Bash が使える (ただし GNU 系・Linux ではなく、BSD・Unix 系の OS なので、一部のコマンドに違いがある)
      • → CUI で操作できることが充実しているので、スクリプト化して再現性の高い環境設定がしやすい
    • Apache が内蔵されているなど、プログラミングを手軽に始めやすい (Homebrew も優秀だし)
  • MacOS の悪いところ
    • 当たり前だが本体が Apple 製品しか選べない
    • 最近の Apple 製品はコスパが悪い (高い割に得られるモノが少ない)
  • MacOS が必要な場合
    • iOS アプリを開発する (Xcode の利用がほぼ必須)
    • スタバでドヤりたい (Windows マシンはどれも野暮ったくてドヤりにくい)

僕の場合

  • Web 関連のプログラミングが中心
  • でもたまに画像編集や動画編集もする
    • → CPU とメモリを特に重視するが、ゲーミング PC レベルは要らない
    • → グラボを載せる程の高スペックでなくても良い (デスクトップ PC もあるのでノート PC で全て出来なくても良い)
  • ノート PC にあんまりやたらと繋ぎたくない。自宅でもサブディスプレイとか要らない
    • → ポート数なんかは二の次
    • → ただしキーボードだけは妥協できない。使いづらい配列は避ける
  • タッチディスプレイも要らないし、指紋認証も内蔵カメラもどうでもいい。スピーカーへの拘りもない
  • 持ち歩く機会がちょくちょくある
    • → 体力ないし軽さは正義。1kg 切りたい

こういう感じで、何が一番重要で、どれは妥協できるか、が見えてきた。

初心者は高いモノを買うべきか?

借金しない範囲で、自分が良いと思う一番高いヤツを選んだ方が、後悔は少ないと思う。

高いモノはやっぱりそれだけあちこちが工夫されていることが多い。安いけど高いヤツより良かった、というモノにはほぼ出会わない。

安いモノを選んで、失敗したーと思って、少し高いヤツを選んで、それでもなったく出来なくて、やっぱり最初に見ていた高級品を手に取る、という事態が起きがち。

新品を買うべきか?中古でも良いか?

精密機械は新品に限る。自分はカメラのレンズでも実感したが、見た目からガタが来ているとモチベーションが下がるし、故障も起きやすい。バッテリーの消耗もあったりするので、不満が出やすい。

CPU スペックは気にしすぎない

「1つ前の世代の Core i7」と「最新世代の Core i5」のスペックは大体同じ、みたいな話は何回か聞いたことがある。CPU 単体で見た時のスペックはそうなのかもしれないが、CPU 以外の全てのパーツが同じである、という条件で比較したって、意味がないだろう。大抵は「去年のモデル」と「今年のモデル」のように、CPU 以外のパーツにもスペックの差異があるワケで、それで「今年の CPU はどうだ」とか言っても、意味がない。

初めて PC を買うような人だとイメージできないと思うが、これまで PC を何台か使ってきた人は、よくよく思い返してほしい。去年はその PC が十分に使えていたんじゃないのか?3年前・5年前にそのスペックの PC を持っていたら、手を叩いて喜んでいたのではないか?1年間でそんなに性能が落ちたのか?来年はもう「ダメ」なのか?

技術の進歩は早いとはいえ、1・2年でそのスペックが「もうダメ」になることなんて、まずない。バッテリーが持たなくなったりとかして物理的に「ダメになる」ことは3年ぐらいで起こるかもしれないが、「そのスペックの PC じゃ仕事にならない」という事態になるかというと、1・2年程度では変わらないだろう。

メモリは多めに用意しよう

MacBook シリーズは最低 8GB。OS としてのメモリ効率が良いので、8GB でも十分だ。15インチ MBP は 32GB が選べたりするが、16GB あればまず問題ない。

Windows マシンは 16GB を最低条件に選んだ方が良い。8GB では体感するレベルでモッサリする。CPU よりも問題になりやすいと思う。

あと、もうほとんどなくなってきたが、SSHD は地雷だ。下手すると普通の HDD より遅いのでやめよう。

キーボードは US 配列をオススメ

ノート PC は面積が狭いので、どうしてもキーボードのキー配列がおかしくなりやすい。

特に日本語配列は、「半角・全角」「無変換」「変換」キーなど、対して使わないキーが場所を取り、キーボード全体を窮屈にしがちだ。

その点、US 配列にするとこれらのキーがいなくなるので、「Ctrl」「Alt」などのメタキー周りが広めになる。押し間違いが減ることだろう。

日本語配列と違って記号キーの配置も合理的だ。シングルクォートが右手小指の位置にあり、Shift キーを押さずに入力できるし、ブレース {} 記号なんかも打ちやすい。プログラマにとっては入力スピードが向上する要因になる。

日本語配列からの移行は若干慣れが必要ではあるし、世間的には日本語キーボードが多いので、どうしても日本語配列を利用する場面が残るとは思うが、特に日本語配列への拘りがなければ (かな打ち至上主義などでなければ)、US 配列というのを条件に加えても良いかもしれない。

「価格.com」のスペック検索を活用する

あとは自分に探す製品を調べるのみ。「価格.com」だと重量やディスプレイサイズ、メモリ量などからスペック検索できる。Amazon よりも検索条件が充実しているので、併用すると良いだろう。

US キーボードで良ければ Amazon.com で見てみる

Amazon.com から輸入した方が安いパターンもあったりするので、US キーボードになっても良ければ海外の Amazon を見るのも一つの手。

ネットで買う場合は、値段やキャッシュバックに踊らされず、返品保証を優先する

価格.com で価格の安い順に店舗を調べると、たまに秋葉原の隅にある卸業者みたいなのがトップにいたりして、そこでも買えなくはないのだが、イマイチ心理的安心感が少なかったりする。

初期不良や重大な欠陥があった時に、返品・交換対応がしてもらいやすいのは、やはり Amazon が販売する商品だろう (マケプレは別)。開封していても全額返金してもらえるし、多少値段が高かろうとも、Amazon で買うのをオススメする。

実店舗で買う場合は、店員の意見は全無視・ただし保証内容だけは聞く

家電量販店の店員は、大体売上ノルマがあったりするので、どれだけ真摯な対応をしてくれたとしても、バイアスがかかった意見が出がち。アドバイスは全部聞かず、最初から型番指定で購入した方が良い。

初期不良時の返品や、無料保証期間などの話はよく聞いておこう。

無料サポート期間は1年で十分だと思う・追加購入するほどではない

僕は Apple Care みたいな有償サポートの類は一切買ったことがない。最近のノート PC は長くて3年サイクルで買い換えるのが前提の作りが多く、有償保証を付けてまで延命させなくて良いと思う。

3年後そのスペックでは作業ができなくなる、というような技術の進歩はあまりないと思うが、バッテリーがダメになりやすい。そして、バッテリー交換を有償保証でなんとかしたとして、その頃には現行機のスペックに関わらず、新型マシンに心が動いているはずだ。よほど長く使ってやるという意気込みがない限りは、サポートというのは初期不良にだけ対応できていれば良いかなと思う。半年程度の保証があれば十分だろう。

僕が選んで使っているノート PC はこの2台

僕にとってはこんな価値判断で、ノート PC を選んだ。それが以下の2台だ。

Asus ZenBook3 UX390UA-512GP

Core i7-7500U CPU・16GB RAM・512GB SSD・US 配列。購入価格 $999 (約11万円)。発売から1年経ったモデルだったが、910g という軽さと、たまたまやっていたブラックフライデーセールでの安さに惹かれて、Amazon.com で購入。初期不良時の返品とかどうなるんだろう…という不安はあったが、そういうリスクを全部背負って買った。幸い問題なくてよかった。

2019年になった今も、スペックには不満なし。発売から丸2年以上経っているが、これだけのスペックと、この重量の軽さを兼ね備えたマシンはまだまだ少ない。

↑日本では US 配列モデルが購入できないので注意。

Apple MacBook Mid 2017

Core i7-7Y75 CPU・16GB RAM・512GB SSD・US 配列。コチラも 920g という軽さを求めて、ずっと使っていた13インチ MacBookPro Early 2015 から買い替え。新品で買うより5万円くらい安かったので、ヤフオクで美品の中古を18万円で購入。バッテリーの消耗とかが気になっていたが、そういうリスクを全部背負って中古を買った。幸い新品レベルにキレイで、バッテリーも問題なくてよかった。完全にクジ運が良いだけなのでもう中古は買わない。

Core i7 ではあるものの、モバイル用途の Y シリーズがベースで、ZenBook の 7500U よりも CPU は劣る。しかし性能差を感じることはあまりなく、Xcode や Adobe Premiere Pro を使ったりしても、特に不満はない。2015年モデルの13インチ MacBookPro を使っていた時と比べても、スペックに関する体感上の違いはほぼない。

2018年中に唯一アップデートがなかった MacBook シリーズで、新型 MacBookAir が登場した今、もうそろそろディスコンを迎えそうな気がしなくもない。

Apple MacBook (12インチ, 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5, 512GB) - シルバー

Apple MacBook (12インチ, 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5, 512GB) - シルバー

↑Apple 公式サイトからでないと、i7 モデルや US 配列モデルは購入できないので注意。

この2台で2019年も十分戦えそう

バッテリーの消耗なども今のところ感じておらず、2019年もこの2台で戦えそうだと感じている。

  • 自分の用途は何なのか。プログラミングはプログラミングでも、何をしたいのか。何を妥協できなくて、何は妥協しても良いのか、を徹底的に見直すこと。
  • その上で、スペックでの製品検索をしまくること。
  • 中古は可能な限り避け、値段の安さよりも品質や購入初期の保証など、精神的な安心感を優先すること。

この辺りを押さえておけば、自分がやりたいことに向いている最適なノート PC がきっと見つかることだろう。

ランディ・パウシュ「最後の授業」を観た

ランディ・パウシュというアメリカの大学教授がいたらしい。今では安価な VR ゴーグルも多く見かける、VR 技術の先駆者だそうだ。

失礼ながら、自分はコレまで全然知らなかった。「世界征服のためのやさしい手引き」という PDF の中で、彼の「最後の授業」という動画を知った。1時間半の動画で、日本語字幕版があったので、一気に観てしまった。

動画は以下に貼るので、まず見てみてもらっても良いだろう。一応、事前情報を Wikipedia から引用する。

2006年9月に、自身が膵癌の末期症状にあることを知り、医師からは余命3か月から6か月と診断されていた。 パウシュは2007年9月18日、母校のカーネギー・メロン大学で「最後の授業:子供時代に抱いた夢の実現(The Last Lecture:Really Achieving Your Childhood Dreams)」と言う名の講義を行った。「最後の授業」とは、同大で行われる特別講義シリーズの名称で、教授らが「もし死ぬ事が分かっていたら」という仮定のもとに教鞭をとるものである。このとき、彼は末期ガンで同大は特別講義シリーズの名称を「Journeys」に変更。パウシュは講義の中で、この名称変更に言及する。この講義は撮影され、YouTubeやiTunesUにアップロードされたほか、メディアに取り上げられ、書籍化もされた。カーネギー・メロン大学が管理し、同大ウェブサイトでDVDの販売も行う(送料込みで7ドル)。その後、ジェフリー・ザスローとの共著『最後の授業 ぼくの命があるうちに』を発表、ニューヨーク・タイムズに取り上げられるほどのベストセラーになった。

彼の母校でやっていた「最後の授業」シリーズに登壇したときの動画、というワケだ。彼はその時末期ガンで、これまでの自分の人生を振り返り、自分がいかに夢を実現したか、どのような教訓を得たか、という話を、ユーモアたっぷりにしてくれている。



ランディ・パウシュの「最後の授業」1

↑ コチラは9分割されている動画のパート1。関連動画から続きのパートに飛べるだろう。


「最後の授業」ランディ・パウシュ①~⑨

↑ コチラは9つの動画を繋げたモノ。


各エピソードは、彼の動画から直接確認してもらったほうが良いだろう。とても面白く、すんなりと聴ける。

最終的に、彼はこの講義に隠された2つの学びを明かす。

以上が、今日の私の講義です。私の子供の頃の夢。他人の夢の手助け。そこから得た教訓。でもみなさん、「隠された学び」に気付きましたか?

この話は、「どうやって子供の頃の夢をかなえるか」ではありません。「どう生きるか」なのです。
正しい生き方をしていれば、人生はおのずと良い方向へ導かれます。夢は自然とかなっていくのです。

もうひとつ、「隠された学び」があります。気付きましたか?

この話はみなさんに向けたものではありません。
この話は、本当は私の子供たちに宛てたものなのです。

ありがとうございました。

そう、彼は、この講義を、残される我が子たちに宛てて行っていたのだ。

それでもなお、彼のこの講義は、多くの人の心を打ち、子供の頃の純粋な夢や情熱を忘れずに、それを現実にしていくための示唆を得られる。

とても素晴らしい講義だった。もっと早く知りたかった。

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

  • 作者: ランディパウシュ,ジェフリーザスロー,矢羽野薫
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2008/06/19
  • メディア: 単行本
  • 購入: 33人 クリック: 354回
  • この商品を含むブログ (177件) を見る